にしきた放浪記No.62

阪急 西宮北口駅

 やはり「にしきた放浪記」である以上、西宮北口駅を紹介しないわけにはいかないので、ついに紹介いたします。にしきたの玄関・阪急電鉄神戸線西宮北口駅です。大阪行き、神戸行き、宝塚行き、今津行きの電車と約4万人の乗降客が行き交う、交通の要所です。
 誕生日は1920(大正9)年7月16日。阪神急行電鉄の神戸本線の開業と同時に設置されました。その後、1921年に西宮北口〜宝塚、1926年に西宮北口〜今津が開通し、左図のような形になったのです。
 西宮北口〜今津を開通する際に西宮北口〜宝塚の線路とは分断せず、神戸線と十字型に交差させたため、平面軌道交差「ダイヤモンドクロス」が誕生しました。が、1984年に宝塚〜今津が南北に分断され、ダイヤモンドクロスも消えてしまいました。当時小学校低学年だった私にはこれを見た記憶がないので、残念でなりません。今はただ写真が残るのみ・・・。
 ダイヤモンドクロス消失の翌1985年、現在の駅舎の原型となる橋上駅になりました。ド田舎(言いすぎか?)の町には不釣り合いな、立派な駅舎です。ただ、1995年の震災でボコボコになった北東エリアを中心に再開発が進んでいるので、最近は釣り合いがとれてきています。
 2階コンコースにはカリヨンの鐘 兼 時計台があり、待ち合わせ場所として使われまくっています。時計の真下にいるとさらし者になるので、周囲の柱で待つ人も多いです。ちなみにカリヨンとは音階の違ういくつかの鐘でメロディを奏でる装置のことで、夙川カトリック教会のやつが日本初です。西宮北口駅のカリヨンには大小合わせて17の鐘(&時計がみっつ)がぶらさがっています。メロディが鳴るのは9:00、12:00、15:00、18:00の1日4回です。(2001/2/22)

・阪急電鉄(株)のホームページ「あっと!はんきゅう」

場所: 駅そのもの
乗降客数: ★★★★★
開発度: ★★★★
昔のおもかげ:
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